台枠UF21のエッチング修正版が出来上がりましたので,組み立てました。今回は前回の失敗を修正した為、折り曲げも容易になり組立が終了しました。
ずいぶん前に組み立ててあった車体と合わせた写真を載せます。車体には後で説明しますが4本のM2のネジ固定しています。
車体脇の側梁も良い具合で、当初心配していた車体と離れたり、目立ちすぎてイヤミになることもありません。出来てしまえば当たり前のようについています。リベットは実はスケールよりは大きく作ってありますが丁度良い感じです。(自画自賛!)
これまで1年以上かかりましたがやっと前に進めます。(ただしまだ若干の修正必要あり。)

エッチング板は4種類作成しました。床板・床板取り付け金具・梁・リベット付き梁で内容は以下の通りです。
@床板:0.5厚の真鍮製です。
A床板取り付け金具:0.5厚の真鍮製です。ネジ止め用と車体端の床板支え及びカプラー取り付け台が入っています。
B梁:0.3厚で洋白銀製です。
Cリベット付き梁:0.4厚で洋白銀製です。但しエッチングでリベットを表現している為実質の厚みは0.25厚程度で強度を
           持たせる為洋白板を使用しています。梁下部のリベットが付いている部分を作成しています。車端
           乗降部分の床板も作成しています。

横方向から見るとこんな感じです。台車は前回のスハ32同様日光製のセンターピンを使用します。今回の床板の取り付けは、台枠のエッチング板と共に付いている取り付け板で行います。高さの調整は4箇所のこの板の取り付け位置で決まります。本来の取付寸法はありますが写真の床板の取り付けは、台枠をハメながら微調整して位置決めしています。側梁が車体の横と一致する高さに調整して、中横梁や小横張りの取り付け補助板の厚みが車体脇から見えるようにしています。

B梁エッチング

スハフ32制作記
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スハフ32制作記

第2回 台枠作成

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車体にの取り付けは4箇所のM2ビス止めです。車体に床板取付金具を半田付けして取り付けます。床板取付金具は真鍮板を折れ曲げて2重にした部分に
M2のタップを立てます。この部分はエッチングの設計ミスで床板の穴と位置が合わず再設計になりました。とりあえずは穴を開け直して取り付けてあります。
またさらに車体端面の4隅に床板支え金具を半田付けしてあります.。
安達製のキットでは端面に1.0厚の取り付け板をハンダ付けしてこの部分の床板を取り付けますが、この取り付け板は使用ないので外します。現時点ではそのままとしてありますが乗降扉に関しては下部のデフォルメを修正つもりでいます。この為に今回は床板乗降口床板を貼り付け床板取り付け方法を変更しています。
次は端梁のアンチクライマの作成にするつもりですが、設計ミスで横幅が短くなってしまい作り直しになりそうです。

中梁及びリベット付きの側梁部分は細くて長いので半田付け時長い時間ハンダゴテを当てない様にする事が必要でした。ハンダゴテを長時間当てすぎると熱膨張して最終的に歪んだ状態で部分的に浮いた状態になります。これが原因で最終的に床板が反ってしまいます。写真の床板も反ってしまい、仕方がないのでガラス板に当てて平面を見ながら、手でじわじわ曲げて戻しています。前回の試作品も反ってしまい、元に戻すとき力が入りすぎていきなりバキッと折れ曲がってしまい冷汗が出ました。
横梁は床板に取り付け穴が空いていますので裏からハンダを流して、表(実際は下部)に極力半田が出ない様にする事でキサゲの手間を減らしました。

基本的にはニッパーだパチパチ外して組み立てて行きます。床板・カプラ取付台・中梁・横梁・表面のリベット付き梁の順番で組み立てて行きます。もちろん全て半田付けです。
中梁・横梁取り付け時には、くれぐれも左右を反対に取り付けないように注意して組み立てる必要がありました。リベット付き梁も一部配管取り付け用の支えを付ける穴があいており位置が決まっているものがありますので違う位置に付けないように注意が必要でした。
床板の側面十中梁を曲げるのは米国製THE SMALLSHOPの8inchMKというエッチング折り曲げ工具で1度に曲げるのがベストです。工房ヒロで買うか、インタネット直輸入で買います。これがないとペンチでじわじわ曲げていくことになりますが均一にまっすぐ曲げるのは至難の技になります。ほかの部分もエッチング折り曲げ工具を使ったほうが綺麗に曲がるようです。

@床板エッチング 表・裏2枚並べています。

A床板取り付け金具
 表・裏2枚並べています。

Cリベット付き梁エッチング
 表・裏2枚並べています。