1.台枠試作
なお床板の各床部品の取り付け穴は床板作成に合わせて実物の合わせた高さとなっているため、市販の床部品はそのままでは取り付けられません。取り付けるためには袴を履かせて高さを調整する必要があります。
写真が作成したエッチング板です。床板・リベット付き梁・梁の3部分に分けて作成しています。版の大きさの都合で4〜6セット同時に作成しています。下の写真が組み立てた床です。
基本的な寸法は良いようですが、設計ミスがある他、組み立てた結果いくつか問題が見つかりました。大きな問題点は以下のとおりです。
・エッチングの彫りが薄くて折り曲げにくい。このため無理に曲げて板を歪ませてしまった。
・折り曲げ安くするのための角穴が太すぎて曲げたところで目立ってしまう。
修正を行い次の版を作成するつもりですが、端梁のロストワックス作成も行っているためエッチング修正は後回しになっています。
スハ32で作成した台枠UF21を再設計してスハフ32用にして作成しました。今回はスハ32で作成したエッチングを基本として反省点ややりたかった事を反映させて作成して
います。
前回との変更点は以下のとおりです。
1)前回は梁のみを作成しましたが、今回は床板を作成しそこに梁を取り付けるようにしました。
梁取り付け用ガイド穴を付け作りやすくした他に、斜め梁や梁下部の床板取り付け部分の再現も行いました。さらに梁以外の各床部品
の取り付け穴をつけてあります。
2)車体側面側にある側梁も作成しました。これも床板作成に伴って可能になったものです。
3)リベット付きの梁部分は薄くで弱いため強度のある洋白銀製にしました。
4)梁部分も薄くしても強度を出すため洋白銀製にしてみました。
5)出入り口の床板を作成して床板に貼り付けられるようにしました。この部分は市販キットの
出入口下部の形状にデフォルメがあって実物構造と異なります。この部分は今後扉も含めて変更するつもりで、床板のこの部分を
作成しています。
6)アンチクライマの取り付け部分も作成しています。ここには現在ロストワックスで作成している
アンチクライマを含めた端梁を取り付けます。
また車体への取り付けも、とりあえずは考えたのですが、今回試作を作り実際に取り付けた結果、出入口も含めた改造と同時に考える必要があることが分かり、現在再検討中となっています。
なかなか進みません。