スハフ32制作記
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第3回 配管取付け1

電気配管は中梁内側に配置されています。この部分は外からは全く見えず自己満足以外には作成する意味はありません。エッチングで開けた穴を使って0.4Φの真鍮線で固定されています。既に説明していますが電池箱・発電機の配線用に分岐が有り、先に細密パイプつけて0.3φの配線を入る様にしています。

さらに進んで車掌室側でブレーキ配管が反対側に渡ります。ブレーキ配管はここの継手で接続されています。エッチングで開けた2つの中梁の穴が微妙にずれてしまい車体に直角に配管できたいません。エッチング修正の必要があります。
またこのブレーキ配管が大きく曲がっている部分には配管止めがありますがエッチングを間違え1/2の置きさで作成されてしまい使えませんでした。この部分もエッチング修正です。

便所側蒸気配管は反対側に移動後車体側面まで張り出しており、車両の側面から容易に確認できます。このように張り出して配管した理由は不明ですが、この様にして配管をを長くしても温度が下がるだけではないかと考えられます。実際この配管は32600の後期には側面まで張り出さないように変更されています。
配管が渡っている先はL字継手になっています。パイプを使い横に大きくヤスリで切り欠いて90に曲げて作成しています。蒸気配管が内部に入り込むところでは、エッチングで作成した配管止めを使用して配管を固定しています。この部分の周りには発電機と電池箱の配線の接続配管が作成されています。

この付近の側面側には電池箱が取り付きほとんど外から見えません。中横梁の付近で蒸気が取り込まれます。ここには細密パイプを付けてありまあす。この部分には電池箱の反対側の配線の接続配管が作成されています。見づらいですが反対側のブレーキ配管はこの付近で少し中に入って、ブレーキシリンダへの分岐の為の細密パイプがあります。

車掌側

便所側

蒸気配管:
0.8Φは六角継手:内径0.8・平径1.2と細密パイプ内径0.8・外径1.2を使用し、ブレーキ配管0.5φは六角継手:内径0.6・平径1.0と細密パイプ内径0.5・外径0.7を使用しています。

電気配管:
0.5Φは六角継手はたくさん必要で目立たない割に費用が多大になる為省略して、細密パイプは内径0.5・外径0.7を使用しています。

台枠に蒸気配管・ブレーキ配管・電気配管を追加しました。これ以外にまだ水配管がありますがこのあとに追加します。
蒸気配管:0.8Φ・ブレーキ配管:0.5Φ・電気配管0.5Φの真鍮線です。スハ32と同様にスケールより太めですが、私はこの太さが気に入っています。電気配管は+側と−側の2本あります
今回は台枠のエッチングでで電気配管や水配管の取り付け穴も作成したので、蒸気配管・ブレーキ配管だけでなく更に追加して取り付けてみました。これで電池箱や発電機の配線や水タンクの行き先が出来るようになります。縦方向からみると配管が曲がって配置されています。実物でもけこう曲がっているのでこんなものかなと、特に修正はしていません。

車端に関しては次のようになっています。
・蒸気配管:
今回作成している蒸気車端ジャンパ部分と接続するため手前でカットしておきます。車掌室下部には調整用の配管を出しています。

ブレーキ配管:
やはり今回作成しているブレーキホースと接続するため適度な位置でカットしてあります。蒸気配管と同様に車掌室下部では調整用の配管を出しています。

・電気配管:
車端は乗降口の下に一旦分電ボックスで受けて両側端梁下部に存在するつなぎ箱下部に接続されます。この部分には分電ボックスから外径0.6φ・内径0.4Φの細密パイプを出して、そこにつなぎ箱との接続を行う0.3φの線材を入れる予定です。
分電ボックスは1.0tの真鍮板から切り出して、0.6Φの穴を側面に開けてそこに配管を差し込み固定しました。分電ボックスは1.0tでは薄く、床板には固定されず浮いています。この部分は段取りが悪く大枠が出来たあとの狭い部分で組立・半田付けをすることになってしまい、結構大変でした。カプラーボックスに電気配管用のあらかじめエッチングで穴を開けておかなかったので、後から0.6φのドリルを斜めから入れて穴をむりやり開けて電気配管を挿し込み固定しています。カプラーボックスの穴はエッチング修正に反映させる必要があります。真鍮板から切り出して配管差込み穴を開けた分電ボックスの作成は手間が掛り、いっそロストワックスで作成したほうが楽になると思われます。しかしながらおそらくここまで作る人は少ないと思いますので、そこまでやる必要があるのか悩むところです。
車内灯等への分岐は車掌側車端に配管があり車体上部に持って行っていますが、車端下部がアンチクライマとなっている車両では全て車体内に組み込まれ、まったく見えませんので省略しています。

配管は折り曲げてエッチングで作成した台枠に既に開けてあるので、それぞれの穴に通し、梁への固定部分の穴にも0.4φの真鍮線でハンダで取り付け固定しています。
配管の配置は図で示してあります。
配管は継手の部分を使用して、蒸気配管は3つに分けて2箇所・ブレーキ配管は2つに分けて1箇所で繋いでいます。接続場所は図内に三角で示しています。
取り付け時に配管にはあらかじめ引き物の六角継手(HSModel)と配管引き出し継手とした細密パイプを通して所定位置で半田で固定しています。

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