ブレーキ制動棒取付け部分(スハフ32:円屋根)
ブレーキシリンダにはブレーキテコの表現されていますのでそのまま使用します。前後の制動棒は0.5φです。
ブレーキテコの制動棒取付けの反対内側には鎖がつきます。鎖は最小の細密鎖を使用します。これでもやはり1.5倍程度は大きめのように感じます。この鎖は0.3φの真鍮線でカギ棒を作りテコに瞬間接着剤で固定します。鎖はカギ棒に引っ掛けるようにして取付けやはり少量の瞬間接着剤で固定します。
またテコの移動案内が内梁に付けられていますので幅1.0×厚0.3の帯板を広いコの字に折り曲げて梁に半田付けします。
このあたりの構造はスハフ32の実物の写真がありますのでそれを参考にします。但しこの写真は現存している丸屋根の32800系の物です。この場所に関しては図面を見てもやはりこの様になっているのでそのまま作成しても問題ないと思います。
制動棒は台車のブレーキ操作機構につながりますが模型では接続せず、台車上部までもっていきそのままにします。この制動棒が垂れ下がらないように案内が内梁に付けられています。スハ32では長いほうに2か所案内が存在します。短いほうには案内はありません。この案内の形状は他の形式でもほぼ同じようです。但し通常水タンクが中央につくので1か所は隠れてしまい見えなくなります。モニター屋根のスハ32では水タンクは中央につかないので2か所とも見える事になります。
実物(スハフ32丸屋根)の制動棒案内の写真を載せますが、スハ32モニター屋根の図面を見ても同様に作られています。0.5φ真鍮線を1.0×0.5のパイプにはめ込み、高さ2.5×幅3.5のですので高さはそれより若干長めにコの字に折り曲げます。これを幅1.0×厚0.3×長さ7.0の帯板に2か所穴をあけ取付け、これをさらに内梁に半田で取付けます。
No.8 ブレーキ装置No2.
ブレーキ装置関係の取付けの後半です。車体内側の制動棒関係の取付けです。制動棒とはブレーキシリンダの動きを台車のブレーキ機構に伝えるための棒です。この部分はあまり目立ちませんが、横からシルエットとしてみるとそれなりには目立ちます。まあどちらかというと自己満足の世界です。
制動棒案内(スハフ32:円屋根)