製作中(スハ32の床下)
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スハ32製作

発電機と配電箱を取り付けました。発電機はエコー製です。配電箱はエッチングで作成したものを組み立てました。発電機は最近良いものが出ていますし、今後工房ひろさんから取付け部分も含めて良いものが発売されると思いますが、今回はエッチング作成時の予定に従い従来の製品を使用しています。

今回発電機・配電箱ともKS型を使用しているためトータルとしての発電機形式はスハ32に関してはKS2型ということになります。
配電箱に関しては昭和30年頃の写真を見ると今回作成した様な原型取付け枠を使用した横配置の物と、別途取付け枠を作成して箱前面が車体脇に出てくる縦配置に変更されたものがあります。双方ともすでにKS型の配電箱を使用しておりどちらかというと縦配置の例のほうが多いようです。今回は私の好みから横配置にしてみました。

配電箱
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スハ32製作

発電機はエコー製は形状からしてKS型となります。原型はL型ですが、途中で交換されたりしており、戦前の編成にこだわらないのであればKS型でも全く問題ないと考えられます。
なおL型の発電機はニワモケイか工房ひろの貨車車パーツとして発売されています。安達のキットの発電機はKS型になっています。
発電機はエッチングで作成した穴の間取り付け台に瞬間接着剤で固定します。車軸の回転を伝えるベルトは取れやすいので後で取り付けます
配電箱はL型とKS型では新製時は形状が異なりますが、戦後はKS型の配電箱に変更されています。従って発電機同様戦前の編成にこだわらないのであればKS型の配電箱を使用する事になる思います。

発電機と配電箱No.0

追記:2010年6月ピクトリアル誌にはKSの後の数字は発電電力で決まっているとの記事があります.。今までは単純に発電機と配電箱の組み合わせで発電装置の形式が決まっているを思い込んでいたのですが、そうではないようで疑問?のままになっていました。これに関しては工房ひろさんかから正しい調査結果をメールでいただきました。ピクトリアルの記事の執筆者に直接聞いていただいたそうです。
結果としてはトータルとしての発電機形式は、発電機・配電箱の組み合わせだけで決まっている訳ではなく、発電機発電出力で決まっているというのが正しい話です。
そしてKS発電機・KS対応配電箱の組み合わせはKS発電機の出力が2KWであるためKS2なのであり、L型発電機・KS対応配電箱の組み合わせはL発電機の出力が1.2KWであるためKS1というのが本来の話です。
ちなみにKS型発電機で出力が1KWのものも少数優等車向けに作成されたそうで、その場合の全体の発電形式はKS1になったのだそうです。
本当は工房ひろさんのメールをそのまま載せればよいのですが、そのままの引用は問題があると思い、私がメールを見て理解した話を書きました。
工房ひろさん大変ありがとうございました。m(._.)m

発電機と配電箱No.2

配電箱は前回のエッチングで問題だった箱の大きさを修正したものです。また取付け枠もエッチングで抜いたものを組み立てました。
前回よりは組み立てやすくなりましたが、まだまだ簡単には組み立てられません。本来このあたりはロストワックスでないと無理があるのかもしれません。
ちなみにニワモケイのロスト製配電箱(付属品箱という名称)はなかなか良くできていて脇の抵抗器の収納箱の表現など秀逸です。但し入手はかなり困難だと思います。私としてはKS型の特徴でもある箱下部の吊板の形状を再現したかったため別途作成しています。
組み立て後、取付け台の高さを多少やすりで削って高さを調整し、直接床板にはんだ付けします。

No.6 発電機・配電箱

発電機は0.3φの真鍮線2本配線を追加しています。正しくは3本出ており、1本は非常に細いアース線です。今回はこの細いアース線は省略します。またこの配線は本来配電箱に接続されていますがそれもほとんど見えないので省略です。真鍮線は0.8tの真鍮板に穴をあけて
取付け、その後板を切り出して端子箱としています。この端子箱は発電機に私は端子箱から進行方向側に出していますが、端子箱から客車の横・外側に向けて配線が出ている物もあるようです。
またエコー製の発電機の取付けの吊具は途中から省略されていますが、省略した部分まで再現したものを使用するのならば、ちょうど省略されているあたりに配線の抑えがあります。