水タンク周りをまとめました。スハ32600(Wルーフ屋根)の水タンクは特徴のある丸型です。丸型水タンクはほとんど需要がないのか、キットに付いているもの以外手に入りません。キット付属の水タンクは型がだいぶ丸くなっており省略が大きくて不満が残ります。唯一(?)発売されているニワ製での丸型水タンクはかなり良いものですが、残念ながら手に入りませんでした。仕方がないのでロストワックスで作成出来ないのか検討したのですが、設計を行う為の3CADが手に入らず、現状キット付属の部品を不本意ながらそのまま使用することになりました。
ここで私のコンピュータが古くなりOSを64ビットにしてしまったため、私が購入出来る範囲の価格で手に入る気に入った3DCADがないのが残念です。
丸型水タンクはのタンク本体は実は内部にあり、見えているのはカバーです。このカバーはメンテナンス時、容易に外せるようにボルトで留めています。
このボルトの表現は今回あきらめますが、それ以外の取っ手や操作ハンドル排水管は取り付けました。
水槽はうっかり傷を付けてしまいました。塗装時にパテで埋めることとします。
水タンクからはまず、通常良く見える検水ハンドルと給水用のコックが両サイドに出ています。これは工房ひろから旧型給水検水コックが出ていますのでこれを使用することにしました。
しかしながらこの製品は通常のキットの底板に取り付けることを前提として作成されており、今回のように梁を作るとそのまま梁の上に乗せると1.5mmほどかさ上げされてします。
この為水槽側の給水検水コックに関して、梁のに糸鋸で切れ目を入れそこ給水検水コックをはめ込み半田付けしました。ところが反対側の梁の周りにはブレーキシリンダとその関係の配管があり糸鋸が入りません。そのためやむおうえなく給水検水コックを1.5mm分切り取り梁の上部に無理やり半田付けしてあります。
そしてこのコックに向かって水タンクから0.4φで操作棒を2本づつ伸ばして、半田付けしてあります
水タンク外側給水検水コック取付け付近には、水槽と水タンクキセ(周りのカバーのこと?)保温のための蒸気操作コックが2つありますので、エコー製の菊型ハンドル(中)と(小)を取り付けてあります。このコックは取り付けては見ましたが、ほとんど目立ちません。実物でもこのコックが付いている事を確認できる写真はほとんどないところから、こんな物なのでしょう。
水タンク前後面では排水コックが付き反対面に排水管が出ています。また排水コックの下にはカバー取り外し時の取っ手が付いています。さらにその下にはすでに前回作成した給水管が入ります。
と説明するとこれだけにになりますが、実は給水検水コック取付け時、給水検水コックと水タンクをつなぐ操作棒がブレーキシリンダに当たってしまうことが判明しました。このあたりは非常に込み入っていて、最後に取り付けた給水検水コックの行き場がなくなってしまったという結果になっていました。この為2mmほどブレーキシリンダ関係の取付けをやり直すことになってしまい、1週間ほど余分に掛ってしまいました。
No.12 水タンク周り
水タンクに内側には、ブレーキ空気溜めからエア配管が水タンクに入ります。そして水タンクから出た配管が車体中央部にある空気溜めに入ります。この空気圧により車体下部にある水が車体上部で使用できるようになります。配管は0.5Φの真鍮線で行っており、側面から良く見えるブレ-キ空気溜めの接続部分はエコー製のL型継手(0.5Φ用)を使用しています。
また水タンク車体内側から蒸気配管が出て蒸気トラップに入っています。この蒸気トラップは工房ひろのCタイプを使用し、蒸気入口が上になっているのをまっすぐ繋ぐようにに改造しています。蒸気トラップは決まった形がなく、各客車の設計毎に最適な形に作っています。従って工房ひろであれだけのタイプ出していてもまだ改造が必要です。いっそのこと蒸気トラップ製作キットでもないと対応できないのではないかと思われます。