旧型客車・床下表記イラスト
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部品番号:HK003 (1/80スケール)

表記内容は上部からブレーキピストン検査表記・配電盤配線記号・配電盤管理番号・給水・検水・水槽表記(キセ保温・水槽保温・排水・保温・検水) で全て白です。
表記の大きさは1/80にすると非常に小さくなり、製作上も取り扱い上も難しくなります。
この為表記は若干大きめ(120%)に作成しています。特に配電盤配線表記は140%で作成しています。

以下に個々の表記の説明を行います。

イラスト上部

水槽 保温(横):
旧型客車で使用されている平型水槽の端面のコックの表記です。排水コックの上部に2か所あり、本来はキセ保温や水槽保温ですが、指示では双方とも保温で使用されている様です。

水槽 排水(横):
水槽端面の中心下部の存在するコックの上部に表示されます。スハ32丸型水槽はもとより、その他旧型客車に使用されている平型水槽に関してもほぼ同じ位置にコックが存在し、その上部に表記されています。
水槽 水槽保温:
スハ32丸型水槽に関して水槽本体に存在する、水槽本体の保温調整の為のコックの表記です。キセ本体側部下側コックの下に表記されることになっています。

水槽 検水(縦):
車体両側面に出ている水槽の取り扱いハンドルの表記です。コックハンドル側が検水となっています。この表記は戦後は検水で統一されていますが、戦前はいろいろな文字の指示があったようです。一応3種類作っておきました。

配電箱 管理番号:
一番大きい文字で目立ちます。正式な運用基準は判りませんが、客車1両毎に固有の配電箱があったわけはなく、客車区毎に手持ちの配電箱に番号を付けて管理していたようです。この管理番号が配電箱の前面に表記されています。
おそらく配電箱の検査毎に番号は変わってたのではないかと思います。
配電箱の正しい運用を御存じの方がご覧ならばぜひご教示お願いします.
同じ大きさの数字を付けてあります。

ブレーキピストン検査表記:
ブレーキピストンの横面に表示されます。
検査の年・月・日と検査工場の略号が書き込まれます。
使用している検査工場表記はNG:名古屋・NB:苗穂・HB:幡生・TS:高砂・AT:間違え
(ちなみにAKが旭川・NTが新津です。)
一応同じ大きさの数字を付加しています。

水槽 検水(横):
車体側面の水槽操作用コックが給水1つしかない場合に検水コックは本体に存在して、表記はコックの横または下部にされています。

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レタリングは表記毎に必要な大きさに切断し転写を行う部分に乗せ、上から抑えるようにして軽くこすって転写します。文字が非常に小さいため、先の細いイラスト転写専用棒を使用することをお勧めします。
転写後は裏紙を使用して、裏紙の上から再度軽くこすってください。
完全な固着は透明の塗装を吹きつけて行います。

イラスト下部

水槽 給水:
車体両側面に出ている水槽の取り扱いハンドルの表記です。棒状のハンドル側が給水となっています。

旧型客車床下器具に使用されている各種表記のインスタントレタリングです。基本的にはスハ32形(モニター屋根)客車に使用されている丸型水槽の表記を含めた床下の表記ですが、一般的な旧型客車に使用することが可能です。

水槽 保温(縦):
スハ32系マイシ37900・スロシ38の水槽(水槽は楕円。キセは平型)は操作ハンドル表面に出ていて検水と給水の間に保温操作ハンドルがあります。この表記は保温(縦書き)です。

配電箱 配線記号:
配電箱の上部から出ている配線の表記です。非常に小さく、これでも大きめに作成されています。ほとんど見えず、実際にこの部分を作成した製品はありませんので、ほとんど意味はありません。

水槽 キセ保温:
スハ32丸型水槽に関して水槽本体に存在する、水槽外側カバー内の保温調整の為のコックの表記です。キセ本体側部上側コックの下に表記されることになっています。